Remi Hashimoto

LIFE 01〜03

自分の新しい人生のことを考えてみたい。他人の人生を生きてみたらおもしろいだろうか？それとも死にたくなるくらい退屈だろうか。３名の男女に「靴を洗う」「コンビニへ行く」「パンを買って食べる」「お金を数える」 という、決められた、同じ行動をとってもらう。同じコンビニ、同じパッケージ、同じ行為。「普通の人間らしくある」ということがどういうことなのか考えたかった。

インスタレーションでは、映像の中で彼らが食べているパンを刺繍し、展示した。刺繍という行為（繰り返しの単純作業であり、「家庭」や「女性」を象徴するものでもある）日常の退屈さ。そしてそれぞれに私がコンビニのバイトをしていて思ったことを刺繍した。